レーシックの性質
大切なことは、患者さん自身もホリスティック医学の考え方を理解し、ホリスティックな視点で主体的に医療をとらえていく姿勢なのです。
ホリスティック医学は人間まるごとをみる医学です。
人間まるごととは、生・老・病・死、さらには死後の世界までを対象にするわけですから、医療と養生の双方を含むことになります。
医療と養生の統合。
これがホリスティック医学です。
養生という言葉は古くからあります。
その意味として、病気にならないこと、長生きすることであると思っていないでしょうか。
それは養生のごく一部にすぎません。
本来生命を正しく養い、心をときめかせることが、私たちの生きる営みではないでしょうか。
それが私たちの生きる意味であり、生命を正しく養うこと、すなわち養生です。
これまでの養生の主な対象は体でした。
だから、体をいたわり、病を未然に防ぐという消極的で守りの養生でした。
これからの養生に求められるのは、個々人の生命場のエネルギーを高め続け、死を最高にもっていく積極的で攻めの養生です。
死をもって終われりではなく、晩年になるほど加速していき、死後の世界に飛び込んでいくようにしましょう。
その速度は一定ではなく、生命場が小爆発を起こしていきまの養生とは、生命を正しく養うことにほかなりません。
生命を正しく養った結果が、病気にならないことや長生きすることだといっていいでしょう。
ソウルのほうが軽い存在ということではありません。
一人のソウルを重くしているのは、背後にある共通のスピリットの存在であることを認識するのが大切なのです。
死後の世界を考えるとき、私たちは自然にソウルの世界を超えて、スピリットと交流します。
生きたいというのは個人的欲望ですが、死を受け入れ、他者を思いやる気持ちが生まれると、スピリットという広大な共通の生命が躍動してくれるでしょう。
それによって、一気に駆け上がる心のときめきが大切なのです。
いろいろな方法で、自分の心をときめかせるようにしましょう。
私たちの生命とは、スピリットとソウルという両方を指します。
しかし、両者は大きな意味の違いがあり、次元を異にします。
心理学では、意識の中心にあるものを自我、無意識の中心に潜む本当の自分を自己と呼んでいます。
つまり、自我はソウル、自己はスピリットに当たるのです。
心理学者の河合隼雄先生によると、自己を意識の光が当たる場所に引き上げ、自我と一致させるプロセスが、自己実現と呼ばれる人間の成長であるとのことです。
仏教哲学の唯識でも、スピリットとソウルの意識の層を解き明かしてくれています。
唯識は、人間の心を八つの層(八識)に分けて、心のしくみと生命場の関係を分析します。
まず心の表面には、眼(視覚)、耳(聴覚)、鼻(臭覚)、舌(味覚)、身(触覚)の五官に、意(意識)を加えた六識があります。
この六つの層の下には、マナ識という自我にこだわる心の層があります。
これがソウルに当たる部分です。
さらに、マナ識の下にはアラヤ識といって、すべてのものに共通した生命にこだわる心の層が広がっているとします。
これがスピリットに当たる部分で六識は臓器の世界であり、人体の働きでいうと神経機能と内分泌機能がここに属します。
免疫は臓器と場の双方にまたがって、西洋医学を場の世界に導く役割を担当しています。
免疫というのは、自己と非自己を分類するものです。
その奥に自然治癒力があるのです。
その自然治癒力が属しているのがアラヤ識です。
アラヤ識は、完全な場の世界な唯識が説く悟りとは、アラヤ識という心の深層の望みを日常生活で意識的に実現するという生き方です。
私たちの心が、スピリットの世界につながったとき、自然治癒力が最大に発揮されます。
心身ともに癒されるのはこのときです。
体質というのは、生命場のゆがみによって生じると考えられます。
人によって体質が違うことは、各人の生命場のゆがみが異なっていることを示しています。
生命場のゆがみのベクトルが体質です。
生命場のゆがみがどちらの方向にどのくらいの量であるかというのが体質なのです。
そのゆがみの方向と正反対の方向に同じ量だけの力を加え、ゆがみを取り除いていくのが養生です。
養生によって、私たちの生命場を整えることが大切です。
健康で長生きするのは、生命場を整えることによって自然治癒力が高まる結果であって、養生の目的ではありません。
生命場を整えることは、心を養い、体を養うことにほかなりません。
ですから、養生とは生命場を整えることによって、心を養い、体を養うことだといってよいでしょう。
私の病院では、西洋医学による臓器の治療をしっかりと行ったうえで、生命場を整えるための方法を行っています。
食養生、鍍灸、漢方薬、気功などの中国医学、リラクゼーション、イメージ療法、腹想などの心理療法、健康食品など、さまざまな代替療法が含まれます。
養生は、私たちと大自然との接点を確保することから始まります。
大自然の摂理にのっとって生きることが養生にほかなりません。
それは、大自然の持つ場を模範とし、私たちの生命場を大自然の場の秩序性にまで引き上げていくことです。
私たちは、何かひとつでも病気を患うと、今までの生活を振り返って後悔したりします。
そうならないためにも生活習慣に気をつけていくことが大切です。
しかし、どちらかというとマイナスにならないように何かをやめようという消極的な姿勢になりがちです。
お酒を控えよう。
肉類は控えて野菜を食べよう。
それはそれで大切なことですが、もう一歩踏み出した攻めの生き方をめざしたいと思うのです。
攻めの生き方とは、日々、自らの生命のエネルギーを勝ち取っていく生き方です。
本場中国の養生の粋が散りばめられている「Y」(T医学院)という本があります。
そこには、養生の要諦として三文字からなる七つの教えが記されています。
運動にいそしむ気功の練習をする食事を節する心をのびやかにする正しい日常生活を送る環境に適する薬で補うこの七つの教えは、まぎれもなく攻めの生き方ではないでしょうか。
私たちも、の教えにしたがい、心をときめかせて攻めの生き方を果たしていきたいものです。
でも、この中のいくつかの養生法を紹介していきます。
人間の体には、気の出入り口であるツボが数多くあります。
その中でも原穴と呼ばれているツボは内臓の病変を探るツボであって、気の調節能力があり、エネルギーが最も高いといわれています。
手関節や足関節にこの重要な原穴があるので、運動をすることで手足の原穴が刺激されることになります。
運動がもたらす効果は想像以上です。
適度な運動がいちばんよく、調節できる運動というと歩くことです。
ウォーキングは年齢に関係なくすすめられますし、体調をみながら運動量を自分に合ったように調節できるのがメリットです。
病気の再発を防止させたり、病状を悪化させないためにもウォーキングはよく、全身運動になって体の中の滞りが解消され、血流がよくなります。
筋肉を動かすと血流がよくなり、体全体の体温が上がります。
それによって免疫のひとつであるリンパ球が増え、免疫性を高めることにつながります。
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